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YUKIGUNI [独房の惑星 -The galaxy in a cell-] 発売記念インタビュー . Vol.03


--では、ニュー・アルバム『The galaxy in a cell-独房の惑星-』についてうかがわせてください。全般的にはヘヴィでストロング、メタリックなハードコアのサウンドですけれども、広い意味でロックと捉えられるような、型にハマっていない音楽性だと思いました。イントロとアウトロにはヒップホップやテクノのような打ち込みやエディットが導入されていたり、デジタル・ロックとも言えそうな音作りもありますよね。今回はどんなアイデアをもとに作っていったんでしょうか。

MAMORU 最初の時点では何もアイデアはなかったんですよ。作っていくにつれて、自分の思っていることがアルバムに集約されていったという感じで。出来上がってから「オレ、こんなことを考えてたんだ」「こういうことを嫌だと思っていたんだ」って気付くことも多かったですね。

KENTA 1曲1曲いいと思うものを作っていった感じですね。だから曲ごとにコンセプトがある感じです。ただ、アルバム全体の流れはすごく考えました。やっぱり、同じようなものが続くと飽きると思うんで。バリエーションに富んだ内容にしたいと思いました。

MAMORU ちなみにイントロとアウトロは、MIC JACK PRODUCTIONのHALT.くんに作ってもらったんですよね。その時点では《独房の惑星》というアルバムのテーマが決まっていたので、そのイメージで作ってもらいました。

--それ以外の曲はやっぱり、MAMORUさんがKENTAさんにアイデアを伝えて、KENTAさんが具体的に曲に落とし込んでいった?

MAMORU そうです。オレは性格的に滅茶苦茶なところがあって。本当に滅茶苦茶なことばかり言ってましたね(笑)。

KENTA MAMORUさんは頭の中でいつも音が鳴っているようなタイプの人で。だから、曲のイメージは頭の中に明確にあるんです。ただ、それを表現することができないんですよ。だから、ぼくが汲み取って「こんな感じですか?」って提示するっていう。

MAMORU 難しいんですよね。頭の中ではリフも音程も音色も出来上がっているんですけど、それを言葉にすることができない。だからKENTAがいちばん大変だと思う。

--けっこう時間もかかりそうですね。いつから作りはじめたんですか?

MAMORU 2年くらい前から作ってましたね。

--今回はYUKIGUNIの新体制での初のフルレングスということで、意気込みも強かったと思いますが、どんな思いで臨みましたか?

MAMORU 基本的には「売れたい」ということですかね。それはもちろん、今流行っているものを取り入れて売れたいということではないですよ? 自分の表現したいものを理解してもらうために売れたいということです。

--ええ。

MAMORU 「売れたい」という気持ちを自分の中に持っていれば、それがモチベーションとなってクオリティーの高い音楽になるんじゃないかと思うんですよね。いい音楽を作れば、結果として売れるだろうっていう。

--間口の広さもありますし、ニューヨーク・ハードコアのリスナー以外の人でも入りやすいとは思います。

MAMORU オレはさっきも言ったようにニューヨーク・ハードコアに固執しているわけではないので。自分としてはその方が作りやすいところはあるんですよね。

--演奏も安定感があってノリやすいですよね。

MAMORU やっぱり一般の人でも身体がノレるようなものにしたかったです。

--録音もいいですね。

MAMORU 江別のスマッシュスタジオという、先輩がやっているレコーディングスタジオで録りました。SLANG やTHA BLUE HERBもそこで録っていて。エンジニアはちょっと頭のおかしい人なんですけど(笑)。