当サイトは、ブラウザのJavaScript設定を有効にしてご覧ください。

PULLING TEETH 7th full album -フッコーブシ- 2015.05.13 in stores!!


Vol.02
常にチャレンジ精神で未知の領域を開拓

●そして、PULLING TEETHは97年に結成されます。

寿々喜 当時、心の奥底でAKIRAより絶対早く動いてやろうと思って。そしたら後日、あいつも「寿々喜さんより早く動こうと思ってた」って。やっぱりなって。

ははははは。

●AKIRAさんが組んだALL LIVING THINGSより、PULLING TEEHTHの方が動き出すのは早かったですよね?

寿々喜 そうですね。

●それは負けたくないという気持ちから?

寿々喜 負けたくないというか、バンド浪人になっちゃうから。

●寿々喜さんにとってPULLING TEETHは4バンド目になるわけで、こういう音楽をやろうという明確なビジョンはあったんですか?

寿々喜 何かあったよね?

泰治 スタジオで「速いスラッシュをやりたい」と言ってたのを覚えてますね。

寿々喜 速いスラッシュだっけ? 俺は重いスラッシュと言った気もするけど。

泰治 とにかくスラッシュという言葉は出てましたね。最初のスタジオで俺とHIROSHIと当時ヴォーカル予定の奴がいたんですよ。

寿々喜 いたっけ? ああ~、あいつだ! いたなあ(笑)。

泰治 ほんとの最初は4人でスタジオに入って、寿々喜さんが「バンド名決めたんだよ、SPEED KILLSって言うんだよ!」って。ええー、マジっすか?!って。

●それはどっちのマジ、ですか?

泰治 ハァーって、そこはご想像におまかせします。

わはははは。

泰治 それで寿々喜さんも同じことを思ったんでしょうね、「やっぱりあれはナシで!」って。それでPULLING TEETHというバンド名に決まったんじゃなかったでしたっけ?

寿々喜 うん、俺はクリフ・バートンが好きだったし、ギターの形もそこから由来してますからね。バンド名どうしようかな、あっ、クリフ・バートンのベースソロの曲名でいいかなって。そんな感じだったと思います。バンド名はどれだけパッと付けようと、深く考えようと、結局後から付いてくるものだから。そのうち知られるだろうって。

●4人でスタジオに入っていた頃は覚えてます?

寿々喜 4人でいたことなんて覚えてなくて、今言われて思い出しましたからね(笑)。スタジオに入ったのは1回ぐらいじゃない?

泰治 2回ぐらい入りましたね。

何か違うなと思って、いなくなったんですか?

寿々喜 こんな歌なら、いらねえじゃん!って。誘っておいて(笑)。これだけ時間が経つと、思い出せないこともあるもんだなあ。

はははは。

寿々喜 俺は勝手に3人で始めたもんだと思ってた。で、3人で始める上で思っていたことは、3人だとヴォーカルがいない分、一人ずつの責任の比重も増えるじゃないですか。俺も声を出さないといけないし、それで泰治にMCをまかせたんですよ。