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PULLING TEETH 7th full album -フッコーブシ- 2015.05.13 in stores!!


●PULLING TEETHとしては今年18年目に突入します。ここまで続いた理由というのは?

寿々喜 それは泰ちゃん(泰治)に語ってもらいますか。

泰治 根底は楽しいからでしょうね。音楽をやるのもそうだし、寿々喜さんとやることが楽しいから、続けられるんでしょうね。振り返ってどうかと言われると、一言では言えない。これだけ期間が長いと、生活の一部になりすぎて、振り返ってどうこうもないんですよ。多分これからも続けていくだろうなって。

寿々喜 良いこと言うねえ!

●今それが言えるのは素晴らしいですね。

寿々喜 俺なんてPULLING TEETH始めたのが30歳ですからね。今の時代、何歳になってもやれますからね。自分がLAWSHEDをやってた頃は21、22歳で、周りに25歳の人がいると、そんな歳でもやってるの?!と思ってましたからね。時代が変われば、自分よりもまだ先輩も活動してるし、いい時代になりましたね。で、自分も18年目に突入して、どうかと考えると、特に何も変わらず自然の流れで来れたかなと。

●なるほど。それで前作『THRASH CATS CRISIS』はレーベル「デンジャークルー」からリリースしました。その前後に顔をメイクするようになりましたよね?

寿々喜 「抜歯十番勝負」(09年)の時に目の周りを黒く塗ったのかな。

●何か理由でも?

泰治 ちょうどその年に僕が結婚して、結婚パーティーで寿々喜さんがミスフィッツの余興バンドで目の周りを塗って。「いいっすね!」と言ったら、寿々喜さんも「いいだろ!」って。チャレンジしとけよって!

全員 はははは。

寿々喜 そう、チャレンジですよ!

泰治 確かそれがきっかけですね。

寿々喜 当時、泰治の髪型もデビロックヘアーだったから、じゃあ、ミスフィッツのカヴァーをやろうと。で、目の周りを黒く塗ったんですよ。

泰治 だから、楽しみの中の一つという感覚ですね。こう見られたいというより、自分たちが楽しむためにみたいな。

寿々喜 これがやってみると新鮮なんですよ!

●気持ちも違いますか?

寿々喜 中学の頃にKISSのマネをして楽しんでいたような感覚ですね。バンドやってること自体が楽しみの一つだから。

●中学時代の寿々喜少年に返るような感覚?

寿々喜 少年に返りますね。自分のルーツにKISSがあるから、白塗りしても自分では違和感がなくて。自分もこの歳なので、やりたいことは何でもやってみようと。それがKISSの白塗りでもあるのかなと。

●目の周りを黒く塗って、顔は真っ白・・・すごくシンプルなメイクですよね?

寿々喜 あれはあれで楽しいんですよ(笑)。やってないことをやるのは面白いですよ。

●現在はどういうメイクで?

寿々喜 顔は白く塗って、目の周りを黒く塗るのは気分次第ですね。

●気分次第なんですか!

寿々喜 ただの真っ白も面白いんですよ。あれに★のマークを描いちゃったら、完全にKISSになっちゃから(笑)。

INTERVIEW BY 荒金良介
Vol.03 へ続く